Cito(オランダ政府教育評価機構・1999年に民営化)によって開発された教育法『ピラミーデ』を教育のベースとしています。
ピラミーデは以下の4つの基礎石(基本概念)を土台とし、子どもたちの『自律(自己コントロール)』を育てる教育法です。
オランダ・ドイツ・アメリカなど世界でも広く用いられています。
当園では関連機関の方を講師に招き、年に数回園内研修を行い職員のスキルアップに努め、2013年にはオランダCitoより『ピラミーデ指定園』の認定をいただきました。
保育方針
信頼できる大人との関わりを通して、
基本的な生活習慣が身につくよう丁寧に関わる。
主体的な遊びと豊かな体験を通して、
学び成長する環境を整える。

保育目標
五ヶ荘保育園では、5つの「~できる子」を保育目標に揚げ職員一同、日々保育に取り組んでいます。
- あいさつができる子
- みんなとよく遊ぶ子
- 思いやりのある子
- 自主性・創造力のある子
- 正しいことは勇気をもって
できる子

保育内容
大切にしていること
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01 ピラミーデ 大切にしていること
4つの基礎石
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子供の自主性
【やる気】子どもたちが自分を取り巻く世界を理解するためには、自主的に取り組むこと、そしてその自主性を維持させることが大切です。
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保育者の自主性
【働きかけ】保育者は子どもの養護的・教育的な要求を理解し、環境を整え働きかけることが重要です。
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寄り添うこと
【愛着】子どもは信頼できる大人がそばにいることで安心し、自ら探索活動にエネルギーを注げるようになります。保育者が子供と良好な信頼関係を築くことが重要です。
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距離を置くこと
【見守り】「今、目の前にある」物事だけを学ぶのではなく、「目に見えないもの」に焦点を合わせる学びが、子どもの発達にとって需要です。そのために保育者は子どもが自ら学びだしたら距離を置き、見守ることも大切です。
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02 家庭的な雰囲気 大切にしていること
子どもが家庭に代わって一日の大半を過ごす保育園でも、落ち着き、安心して過ごせるよう家庭的で温かい環境づくりに努めています。
ソファーや天蓋を使用したり、季節のディスプレイを飾るなど、子どもや保護者の方はもちろん、わたしたちスタッフも居心地の良い空間づくりを大切にしています。 -
03 主体的な「遊び」から学ぶ 大切にしていること
乳幼児期の子どもにとって「遊び」が最大の学びです。
園では子どもたちが主体的に遊びを選び、遊び込める環境と時間を大切にしています。
年齢や発達にあった遊びの環境を整え、心理的に「寄り添い」、時には「距離をとり」子どもたちの主体的な遊びをサポートすることを大切にしています。 -
04 食育 大切にしていること
「食べること」は子どもの発達にとって大変重要です。
厨房スタッフが毎日、安心・安全でおいしい昼食やおやつを手作りしています。季節や旬を感じるメニューもたくさんあります。
また野菜の栽培や味噌づくり、栄養士による食育指導などを通して、子どもたちが食に興味・関心を持てるよう取り組んでいます。
離乳食やアレルギー対応については、保護者の方との連携を大切に、一人ひとりに合わせ丁寧に進めています。
0~2歳児(乳児クラス)編
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01 育児担当制 0~2歳児(乳児クラス)編
乳児期に個人的に丁寧に育児され、基本的な生活習慣が形成されることで秩序が身につき、自律(自己コントロール)の心が育ちます。当園では、乳児期の子どもとの関わりを担当制で行っています。「食事」「睡眠」「排泄」等の生理的欲求に対して可能な限り同じ保育士が関わることで、保育士と子どもとの信頼関係が築け、子どもたちは安心して過ごすことができます。 -
02 わらべうた 0~2歳児(乳児クラス)編
子どもとのふれあいの一つに、わらべうたがあります。子どもは慣れ親しんだ声で、同じうた・遊びを何度もくり返して遊ぶ事が大好きです。信頼出来る大人の優しい声で唄うわらべうたに、子どもは安心し心地よさを感じます。子ども一人一人とより深い信頼関係を築き、たくさんの触れ合いの時間を大切にしていきたい為、わらべうた遊びを取り入れています。 -
03 遊び 0~2歳児(乳児クラス)編
乳児クラスでは、子どもの月齢や発達に応じた遊びを提供する為に、手や指を主に使う『微細遊び』と、体を動かす『粗大遊び』をバランスよく取り入れています。大人が遊び方を教えるのでは無く、見本となって一緒に遊び、子どもの「やりたい」という気持ちを引き出す様にしています。「出来た」という気持ちに共感し、「もっとやりたい」の意欲を遊びを通して育てています。
3~5歳児(幼児クラス)編
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01 プロジェクト保育 3~5歳児(幼児クラス)編
3~5歳児の保育のひとつの柱として、『プロジェクト保育』を行っています。
プロジェクト保育とは、1~2ヶ月ごとに設定された「テーマ」に沿って、遊びと体験を通し身近なものから抽象的なものの概念を主体的に学べるプログラムです。
「数」「水」「衣服」など子どもにとって身近なものがテーマになっています。
保育者が一方的に教えるのではなく、子どもたちとの会話(やりとり)を大切にしています。1つのテーマを4つの段階に分けて進めていきます。
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【1段階】
方向づけ(テーマの方向づけ・導入)
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【2段階】
見本を見せる(テーマを示して、保育者が主体となって遊びを導く)
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【3段階】
理解を広げる(2週目で取り組んだものを、子どもたちが主体となって遊びを広げる)
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【4段階】
理解を深める(テーマについてさらに遊びを展開し発展させる)
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02 サークルタイム 3~5歳児(幼児クラス)編
朝と帰りに気持ちをほっとさせる時間。その日の活動の導入を行ったり、子どもたち一人ひとりの聴く場・話す場として大切にしています。
円形に座り、保育者が同じルートで子どもに視線を向けることにより、安心感がうまれ保育者や友だちの話を落ち着いて聞いたり、自分の気持ちを主体的に話すことができます。 -
03 プランニングボード 3~5歳児(幼児クラス)編
当園では子どもたちが主体的に遊びを選択することを大切にしています。そして子どもたちがその選択を意識して行うことが大切だと考えています。そこで4~5歳児クラスでは、プランニングボードを使用しています。
ボードにその時用意されている遊びの写真やイラストが描かれています。そこに自分の名前のプレートを貼ってからその遊びに入ります。遊びによって人数制限があるため落ち着いて遊べたり、自分で選択することでその遊びに対する子どもの意識も高くなります。 -
04 幼児教室 3~5歳児(幼児クラス)編
幼児クラスになると、月に数回外部から専任の講師を招き、体育・絵画造形・音楽リトミックの時間があります。どの教室も子どもたちの「やりたい!」という意欲、「できた!」という自信が持てることを大切にしいます。5歳児はサッカー教室も行っています。